COLOR TECHNIQUE

メラニンの仕組み

髪色はメラニンという色素で構成されています。アジア人の髪は欧米人に比べて脱色時に赤味が強く出る場合が多くいわゆる外国人風カラー(アッシュ系カラー)に染まりにくいのが現状です。
このメラニンが赤っぽく出るか黄色っぽく出るかで個人差が生まれ仕上がりも変わってきます。
髪色を明るくするにはある程度メラニンを除去することが必要です。

メラニンの量を除去すればするほど髪色は明るくなります。メラニン)

外国人風カラーに染めるには

STEP1メラニンを除去

メラニンの多く残った暗い髪にはカラー剤の色素が浸透せず思い通りに染まりません。
ライトナーもしくはブリーチ剤でメラニンを取り除き髪を明るくする必要があります。

STEP2カラー剤の色素が入るスペースを作る

ライトナーもしくはブリーチ剤でメラニンを取り除いた明るい髪には隙間ができます。
その隙間がカラー剤の色素が入るスペースとなりより内部に浸透させることができます。

メラニンの多く残った暗い髪にはカラー剤の入るスペースが無いので色素は浸透しません。
STEP3カラー剤の色素を入れるカラー剤)

より多くのメラニンを除去した髪にはカラー剤の色素を浸透させる事ができ理想の髪色を表現できます。

メラニン除去が少ない髪はカラー剤の入りが弱くなり理想の髪色には染まりません。

理想の髪色を表現するにはカラー剤の色素が入るスペースのある髪を作る事が大事です。

Let’s try!

STEP1カラーチャートから色を決めましょう。

10レベルのアッシュを選択しました。
選択したカラー剤で染めるだけだと…
明るくはなりましたが、透明感のある外国人風のアッシュと言うより
ナチュラルなブラウンになってしまいました…。

STEP2ご希望の色より明るくすることがポイント。

ライトナーというカラー剤を使用し髪を明るくします。※以前施術したカラーの残留がある場合や、もっと明るめのカラーをする方にはブリーチ剤を使用することがあります。
根元は明るくなりやすいため
後で染めます。
毛先はしっかりと塗布。
加温し時間をおきます。
ドライ後です。

STEP3ベースが明るくなったので色味を入れていきましょう!

お客様それぞれの髪質、色素の違いでお客様に合ったカラーを調合します。
今回は8レベルのアッシュと8レベルのブルーバイオレットをチョイス、ご希望のアッシュになるように調合しました。※ご希望の色が同じでもお客様によって使うカラー剤は異なります。
※お客様の髪の状態により染め方は変わります。

根元から塗布していきます。
ダメージがあるため
毛先だけ残して時間をおきます。
毛先まで塗布後しっかり
時間をおきます。

外国人風のアッシュカラーの出来上がり♪

お客様の髪の状態で違いはありますがこうしたステップでご希望のカラーになります。

監修・西村枝里香 / 施術・waco

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